通夜に行ってきた

今朝、親戚のAさんが亡くなった。
95歳だった。
それで、先ほど通夜に行ってきた。

最近は、通夜とはいっても、夕方拝んだら帰る。
昔は、朝まで寝ずに線香を焚いて拝んでいたけど。

Aさんは、祖父の妹になる。
祖父とはだいぶ年が離れていた。
子供の頃は、よくお年玉をくれた。

それよりもお世話になったのは、私の母が急死した時。
父は既にぼけていて、何もできなかった。
私と妻が全て取り仕切らなければならなかった。
だが、私は葬儀の経験がなかった。
何をどうすればいいか全然分からなかった。

そんな時、一番に駆けつけてずっと付き添ってくれて、助けてくれたのがAさんだった。
手続きや葬儀の仕方を全て教えてくれた。
Aさんは当時、既に80歳が近かった。
しかし、朝まで寝ずに線香を焚いて文字通りの通夜に付き合ってくれた。
私の体に気を遣って、寝るよう勧めてもくれた。

Aさんは、私だけでなく困った人がいたらすぐ駆けつける人だった。
何人の人が助けられたことか。
生き仏と言ってもいいだろう。
今回、本当に仏様になった。
安らかに眠ってほしいと心から願った。

帰るとき、息子さんには、昔、Aさんに大変お世話になったことを伝えた。
もう2度と会うことはないかもしれないけど、ご遺族の幸せも願いたい。