先日、観光に行ったときレンタカーを借りた。
格安レンタカーだったので、車は随分古いものだった。
最も古さを感じたのが、リモコンキーでなかったこと。
ドアの鍵穴に鍵を差し込んで開閉するリアルな鍵だった。
だいぶ前からリアルな鍵を使っていなかったので、開ける時、右に回すのか左に回すのか忘れていた。
それで観光地などで何度も乗り降りしたので、その度に不便さを感じた。
キーレスエントリーとはいかなくとも、リモコンキーであってほしかった。
しかし、昔は鍵で開閉するのが普通だった。
便利になった時はその有難味をすぐ忘れてしまうが、便利さを失ったときはすごく不便に感じる。
昔はカーナビもなかった。
それでも、地図を頼りに見知らぬ土地を何とかドライブしていた。
今、世界からカーナビがなくなったら、とても不便になるだろう。
それでは運転できないよ、となるかもしれない。
昔はパワーウィンドウもなかった。
田舎道で助手席の窓も開ける私としては、パワーウィンドウがなかったらやってられないだろう。

最近は自動運転の機能が急速に進化している。
前を走る車に自動でついていくとか、車線からはみ出さないで自動で走れるようになっている。
そんな車に乗り慣れて、たまにそういう機能がない車に乗ったら、安全に運転できないのではないか?
車の機能に差がつきすぎるのも考えものだ。