米の高値をいつまで放置するのか?

今週発表されたスーパーの米の平均小売価格は1㎏あたり843円。
2年前は半額以下の380円程度だった。

一方、今年はJAが農家から買い取る米60kgの価格が22,000円~24,000円に上がるという。
平均23,000円とすると、1㎏あたり383円。
2年前の平均は15,315円で、1㎏あたり255円。
128円、50%値上がりするということ。
それでも農家は厳しいらしい。

小売価格から農家買取価格を引いた差額がJAなどの流通業者や小売店の取り分になるだろう。

これは、
2年前は約125円(実績)。
今年は460円(見込み)。
3.68倍になっている。

だから米の爆上げで一番儲かったのは流通業者と小売店だろう。
いい加減にしてほしい。

政府は、長期的に米の価格への関与を弱めてきたというが、主食である米がこんなに値上がりしているのだから、もっと関与しないとダメでしょ。
何だかんだ言って輸入もしないし。

7月に参院選があるなあ。
JAや農家に配慮して、いつまでも米の高騰を放置していたのか、と疑われても仕方ないのでは?

でも、有権者の大部分は農家でもJAでもない。
農業従事者数は116万人。有権者の約2.4%
JAの職員数は16.7万人。有権者の約0.33%
(いずれも2023年)
有権者の大部分が米の消費者。
よく分からないけど、有権者の99%?

海外では、物価が異常に上がると政権が交代することが多い。
大丈夫か?