そこはかとなく

日常の記録や気付いたこと、調べたことなどを書いています。

暖かい日はラッシーを作ろう

暖かさが増すにつれて、冷たい飲み物が美味しく感じるようになる。
我が家ではラッシーが人気。

ラッシーは、ヨーグルトをベースにしたインドの飲み物。
味は ヤクルト ジョアそのもの。
作りたてだと更に新鮮でさわやか。
レモンの香りがポイント。
混ぜるだけなので簡単に作れる。

材料(2人分)
・ヨーグルト 140g
・牛乳 200g
・レモン 1/4個
・ハチミツ 20g
くらいが我が家の分量だが、適当でいい。

作り方は混ぜるだけだが、レモンの香りを増すにはシェイカーがあったほうがいい。

まず、シェイカーにヨーグルトを入れ、次にハチミツをかける。
これは、ハチミツが底に沈んで混ざりにくくなるのを防ぐため。

更に牛乳を入れてスプーンでかき混ぜる。

シェイカーの上でレモンを絞る。
実の汁がほぼなくなったら、皮を下向きにして折り曲げて絞る。
ここがポイントで、皮の中に含まれる脂分と香りを十分に出す。
折り曲げる部分を変えて、皮がべとべとになるまで何度も絞り、香りをできるだけたくさん出す。
絞ったレモンはこんな感じ。

絞ったレモンを容器に入れる。
冷たいのが良いなら氷も2個入れる。

シェイカーボール(針金)も入れて蓋をする。

シェイクしたら出来上がり。
泡立っているので口当たりが優しい。
頑張ってレモンを絞った分、レモンの香りが高い。

(オプション)
牛乳の一部を低脂肪乳に変えたらサッパリするし、ヨーグルトを減らせばサラサラになる。
甘さも加減するなど、いろいろ試している。

夏は、朝一杯飲むと、からだが引き締まり、一日さわやかに過ごせるような気がする。

車検の見積もりをしてもらったら意外だった

13年目の車検の見積もりをしてもらった。
あの悲惨な車で自動車屋さんに行って診てもらった。

  車の天井が悲惨なことになった - そこはかとなく

古い車なので、いろいろと悪い所があるだろう、高い見積もりになるだろうと覚悟していた。
しかし、どこも悪くなかった。
ほぼ基本料金で済むということだった。

車検の見積もりと言えば、悪い所だけでなく、そろそろ交換を推奨する部品も入っている。
そのリストから、自分で交換部品を選択する必要があった。
今回は交換の推奨がないが、喜んでいいのか?
それで、オイル交換はしてほしいと頼むと、ちょっと面倒そうにしていた。
フィルターなども替えたら2万円くらいかかると言う。
だから止めておいた。

車検の日は後で電話連絡してほしいとのこと。
土曜日は混んでいるとのこと。
日曜日は何か不具合が見つかると面倒だということ。
もしかして、あまりやる気がない?
それ以外はいい感じの店なのだが・・・

そういえば、他の店でも似たような経験をした。
某大手カー用品店で車検したとき、ワイパーゴムも交換してほしいと言ったら、まだもつと言われた。
それから3か月でボロボロになった。

また、ある店で、バッテリーを5年使ったから交換してほしいと言ったら、何か測定して、まだもつと言われた。
バッテリーは高価なのでそのときは嬉しかったが、半年後にバッテリーがあがって大変な目に遭った。

多くの業界で人手不足のようだ。
特に自動車整備工は足りていないらしい。
ここの店も忙しいのだろう。

ある清掃会社の社長さんが言っていた。
「休みの日に残業して稼ぐよりも、休むと決めている人が多い。
 休日に仕事が入ったら、自分がやるしかない。」

近所の理髪店も人手不足だと言っていた。
「もし自分が市内の理髪店に応募したら間違いなく採用される、食いっぱぐれはない。」

これからは、様々なサービスを受けられなくなるかもしれない。
今から行きつけの店を作っておいたほうがいいだろう。
店主と仲良くして。
先日は理髪店に旅行のお土産を持って行った。
初めてのことだった。

サルはどこで芸を覚えたのか?

田舎に住む知人から聞いた話を書きたい。

田舎では、鳥獣に畑を荒らされる被害が多くなっている。
せっかく作った野菜を収穫前に取られたら、やってられない。

特に、サルはタチが悪い。
家の中に入ってきて食料を盗む。
他の動物はドアを閉めていたら入ってこないが、サルはドアノブを回して、あるいは引き戸を開けて入ってくる。
鍵が開いていたら窓からも入ってくる。
田舎で鍵をかけている人は少ない。

そして食料を持っていく。
台所に置いていた野菜や果物を盗る。
仏壇にお供えしていた高級果物も盗っていく。
そのうちサルは、両手が一杯になり持てなくなる。
すると、家の中にあったレジ袋を使う。
手に持つより、はるかにたくさん持てる。
サルはどんどん進化する。

それで、他の動物以上に憎まれる。
あまりひどくなると、住民が猟師に頼んで駆除する。


依頼を受けた猟師は、サルを見つけたら追い詰める。
猟銃で撃とうとするとサルは観念する。
盗んだ食料を地べたに置く。
猟師に向いて、両手を合わせてお祈りする。
撃たないで!と。
それを見ると、可愛くて猟師はサルを撃てなくなる。
二度と来るなよと警告するため、空に向けて一発撃つ。
すると、サルはパタンと倒れて死んだふりをする。
どこでそんな芸を覚えたのか?
猟師は思わず涙ぐむ。
その間にサルは山に逃げる。

サルの勝ち。
今日、駆除したサルは0匹。

ほとぼりが冷めると、サルはまた食料をいただきにやって来る。
住民の悩みは続く。。。

という話を聞いたが、事実かどうかは分からない。

上級社員の希望 よくある話

知人から聞いた話になる。 

ある女性は、お嬢様学校を卒業して企業に就職した。
就職先は、伯父さんが会長を務める大企業。
製造業なので、工場のように汗と埃にまみれる職場が多い。
しかし、モダンで清潔な事業所も少しはあった。
お嬢様はその職場に配属になり、いわゆる総務課でまじめに働いた。
お嬢様だけに、服装も持ち物も上品であった。
(写真はイメージ)

3年ほどしたら、お嬢様は転勤を希望した。
上長がこれ以上面倒を見たくなかったとか、いじめられたという噂もあったが、定かではない。
お嬢様に噂話はつきものだ。

転勤を希望した理由は、通勤に1時間もかかること。
自宅から近い職場がいいということだった。
普通の社員であれば、一笑されて終わりだろう。
しかし、お嬢様は普通の社員ではなかった。
バリバリの上級社員だった。

早速、上長が担当役員まで相談した結果、希望している職場を調査することになった。
自宅に近い職場は工場であった。
上長は、部下を従えて工場を視察した。
お嬢様が働く予定の総務課の視察、工場長など管理者との面談などが行われた。
工場は調査に合格して、翌月異動するということになった。
転勤後、お嬢様は総務課で楽しく庶務に取り組んでいる。。。

上級社員の希望は皆が叶えてあげたいと思う。
希望をほのめかせば、周りの人がささっと動く。
その見返りを期待して。

たとえ、昼休みに保険屋のおばちゃんからもらったチラシを、事務連絡文と同様に所内に回覧しても、誰も笑ったりしない。
それは彼女が上級社員だから。

パソコンのディスプレイの選択は難しい

ブログを書くなど、たいていのことはノートパソコンのディスプレイで事足りる。
しかし、株取引をするときは物足りないと感じる。
特に、デイトレをするときはディスプレイにかじり付いて複数のウィンドウを見たいので、大きいディスプレイがほしいと思う。

そこで、以前、24インチのディスプレイを買った。
(以下の商品ををお勧めするわけではない。むしろこの商品はお勧めしない。)

これだと幅が54cmあるので、広さは十分だ。
こだわったのは、画面を回転できるという点だった。

ディスプレイを縦にすれば、2つのウィンドウを上下に並べられる。
ノートの画面と合わせて3つ以上のウィンドウを表示できる。
実際に3つのウィンドウを開いてデイトレをしてみた。
ノートの画面だけの時より、はるかに便利である。
(縦置きディスプレイは、このほか、ネットの記事や画像を閲覧するときも見やすい。横置きディスプレイだと、タブの名称やお気に入りなど、様々なバーがウィンドウの上端と下端を占有するので、内容が表示される部分はかなり横長になっている。はてなブログを書くときも同じ。)

ただし、1つ気になる点があった。
デイトレのときは特に、画面に近寄って張り付いている。
そのとき、画面の上端と下端が見にくくなる。
ディスプレイから離れて見れば見やすいのだが、近付くと端のほうが見にくい。

その点に配慮したのだろう。
曲面ディスプレイが売られている。
これだと端のほうも良く見える。
主にゲーミングモニターとして使われるのだろう。
24インチだとこんな感じ。

もっと大きいものが各種ある。
48.8インチだとこんな感じ。

幅は119.4cm。
ちょっとビックリするが、面白い。
こんなのが我が家にあったら・・・
使ったことがないので、どの程度デイトレに向いているかは分からない。
これよりも、普通のディスプレイを2~3台買って、それぞれを好きなように並べたほうがいいかもしれない。

以上、様々なディスプレイについて書いた。
これからも用途に最適なディスプレイが開発されたら嬉しい。
ついでに価格も下がればもっと嬉しい。
ちなみに、上の48.8インチのは、アマゾンで12万円ちょっと。

ローマの休日 ジェラートの思い出

最近、重い記事が多いので、今日はゆるい記事にしたい。
テレビでジェラートの話をしていたので思い出した。

若い頃、イタリアに旅行に行った。
シチリアから入ってローマ、フィレンツェなどを回った。
ローマと言えば、スペイン広場は欠かせない。
映画「ローマの休日」で、オードリー・ヘップバーンが演じる某国の王女がジェラートを食べた場所。
1953年の映画だが、観たら必ず訪れたくなる。
バブルの頃は、多くの日本人観光客が広場でジェラートを食べたらしい。
私も映画を観たので行ってみた。

当時、スペイン広場ではジェラートの販売が既に禁止になっていた。
それでもジェラートを売っていないか探した。
朝9時過ぎ、階段の上の道端にお菓子を売る屋台がいた。
畳1枚分くらいの屋根付き屋台で、ジェラートも売っていた。
30歳くらいの非イタリア人の店主がにこやかに迎えてくれた。
彼と少しお話をした。
店主はアルジェリアから来ている、子供がいる、お金を稼いで帰りたい、売れ行きはそこそこ など。
フレンドリーな感じだった。

それからジェラートを1つ買った。
5千リラだった。
当時の為替で350円くらい。
財布の中を見ると、5万リラ紙幣(3500円くらい)が1枚だけあった。

それを渡したら、お釣りがないと言う。
財布の中をよく探してみろと言われて探したが、なかった。
ジェラートは既に受け取っていた。

店主は言った。
「もうすぐ銀行が開くので両替してくる」
「帰るまで屋台の店番をしていてほしい」
店主は、私の5万リラを持ってどこかに消えた。
ジェラートの販売は違法だと知っていた。
仕方なく、屋台から少し離れて店番をしていた。

ジェラートはすぐに食べ終わった。
普通に美味しかった。
時間がたつのが非常に遅く感じた。

10分ほどしたら、20代の女性3人組が近付いてきた。
ジェラートがどうとか、あそこにある!とか言っている。
日本人のようだ。
屋台から5mほど離れて様子を見ていた。
女性たちは、屋台に人がいないのが分かって残念そうに去っていった。
ほっとした。
売上げには貢献しなかったが。
今思えば、女性たちと楽しく会話して、適当にジェラートを売っておけばよかった。
楽しい思い出になっただろう。
しかし、売った途端に警察が出てきて逮捕されたら、とも思う。

それにしても、店主の帰りが遅い。
警察が来ないか心配だった。
一方、だんだんと疑念がわいてきた。
もしかして私の5万リラを奪うつもりではないか?
観光客の私が時間がなくて立ち去るのを待っているのではないか?
カプチーノを飲んで。

もしそうであれば、私は5万リラの元を取るため、ジェラートをあと10個は食べないといけない。
それは無理。屋台のお菓子を5万リラ分いただくか?
お菓子が30個は必要だ。
置いてあるお菓子を見ると、ポテチは大きすぎてカバンに入らない。
チョコは溶けるかもしれない。
となると、ガムか飴かグミか。
どれも普段食べないものだが仕方がない。
日本へのお土産にするか。。。

などと30分ほど妄想していたら、店主が帰ってきた。
息を切らして、にこにこしながら。
今さっき、銀行が開いたらしい。
店主からお釣りを受け取った。
お客さんが来なかったか聞かれた。
来なかったと答えた。

メロス、私の頬をぶってくれ!
私はあなたのことを思い切り疑っていた。
とは言わなかったが、疑って妄想していた自分が恥ずかしくなった。

無事終わってしまえば、いい思い出になった。
映画などの名シーンの場所を訪れるのは楽しい。
作品を2度楽しめる。
日本では、聖地と呼ばれるようになった。
また心に残っている作品の聖地を訪ねてみたい。

村八分は今も田舎にある

これは、かなり田舎に住む知人Aさんの話。
Aさんのお父さんが亡くなって葬儀を行った。
地域の人が100人近く参列した。
家族、親戚、友人など合わせると参列者は200人ほど。
お香典もかなり多かった。
Aさんは参列者に感謝しつつ、無事葬儀を終えた。

しかしAさんはお香典返しをしなかった。
忘れていたのか? 理由は知らない。
Aさんは参列者の顰蹙を買った。

その数か月後、同じ地域でAさんの兄弟が亡くなった。
田舎なので参列者は多かった。
親戚、友人、知人、会社関係者など。
しかし、地域の人は一人も来なかった。
遺族が不思議がっていた。
「地域の葬儀には必ず行っていたのに」
冠婚葬祭をとても大事にする地域なのに・・・
翌日、同じ地域の親戚の人がコソコソとお香典を持ってきた。
これは明らかにAさんのせいだろう。

Aさんの家は農家だった。
村八分にされたら農業はできない。
それで、Aさんはお父さんの1周忌に地域の人を招待した。
御仏前は受け取らず、皆で飲んで食べて。
それで地域の人の怒りも収まった。

老後は田舎で暮らしたいと考えている人はご用心を。

数年後、Aさんの奥さんが亡くなった。
Aさんは地域の人に知らせずに家族葬にした。
葬儀はつつがなく行われた。
そしてその時もなぜか、Aさんはお香典返しをしなかった。

親戚中の顰蹙を買った。
Aさん、懲りないというか何というか。。
親戚の中に地域の有力者がいた。真剣に怒った。
「お前はワシの顔に泥を塗った!」

思うに、参列者はAさんがお香典返しをしていないことに気付いていた。
であれば、親戚でも地域の人でも、お香典返しをするよう、Aさんに助言してあげてもよかったのではないか?
いきなり村八分にするとは、冷たいのではないか?
Aさんの兄弟の葬儀を全員でボイコットするとは、すごい団結力だ。
それとも、Aさんはもともと嫌われ者だったのか?
いずれにせよ、こんな地域には住みたくないと思った。

消滅可能性自治体が問題になっているが、それは田舎の人の意識も原因かもしれない。
ある地域では、転入者にゴミ出しをさせないらしい。
またある地域では、新入りの服装や外出にまで口出しするらしい。
そんな地域に住みたい人はいないだろう。
自分で自分の首を絞めているだけのような気がする。