そこはかとなく

日常の記録や気付いたこと、調べたことなどを書いています。

車の天井が悲惨なことになった

購入して13年目の車が劣化してきた。
その修理について書きたい。

車内の天井のクロスが剥がれてきた。
クロスはウレタン?(ルーフライナー)に接着剤で貼ってある。
クロスを上に押すと、最大5cmくらい垂れ下がっていることが分かる。
ネットで調べると、古い外車ではよくあることらしい。
メーカーによらず、クロスが剥がれるらしい。
私の車は安い外車だ。

知らなかった。
このまま放置すると、クロスが垂れ下がってきて頭に乗っかることになる。
これは修理しないと。。。

正当な修理方法としては、天井のウレタン?を外して取り換えるということ。
これだと数万円かかるらしい。
来年、車を買い替えたいので修理費がもったいない。
もっと簡易で安い方法がないか調べたら、クルミ・ボタンというもので留める方法があった。

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早速買ってみたが、そのボタンが大きい。
それを天井に数十個留めると、こんな感じになるらしい。
。 。 。 これは最終手段にしよう。

それで最初に試したのがスプレー式の接着剤だ。
下の写真は天井中央のライトだが、クロスの端が剥がれて開いている。


その開口から接着剤を広くスプレーする。
そしてピンで留めておいたらくっつくはず。
接着剤はホームセンターで1600円くらいだった。
数日後にピンを一部外したらこんな感じになった。

ピンだらけ。。。
接着剤はほとんど効いていない。
しかも、ピンを外したところは垂れてくる。
スプレー式接着剤は粘り気があり、綿菓子を作るときのように飛ぶ。
クロスの隙間のような狭い場所では接着剤があまり飛ばないようだ。
スプレー式殺虫剤などとは飛び方が違うようだ。

そこで、もっと直接的に大量に接着剤を注入する方法を考えた。
そう、注入するのである。

百均で、香水を取り分けるための注射器のようなものと木工用ボンドを買ってきた。
税込み220円。
ボンドを注射器に吸い込めなかったので、水で2倍くらいに薄めた。
そして、クロスのピンの穴を少し大きくして、注射器を差し込んだ。
注射針とは違い、この注射器の先は尖がっていないのでクロスを突き刺すことはできない。
差し込んだ注射器でボンドを注入した。
穴とその周囲にピンを刺して乾くのを待った。

何か嫌な予感。。。

接着剤がクロスからしみ出している。。。

翌日、ピンを外してみた。

何とも汚い。。。
しみ出したボンドが目立つ。
ボンドを水で薄めたのでひどくなったようだ。
しかしクロスはウレタン?に貼り付いている。今のところ 。 。 。

ボンドの注入は、天井の中央付近で3か所だけ試した。
車のリセール・バリューはもともとゼロなので汚くなってもいいのだが、買い替えまであと1年くらい乗るので、この方法は止めておこう。

結局、元のクルミ・ボタンに戻ることになるだろう。
クロスが頭に垂れ下がってこなければいいので、要所だけを20個くらいで留めようかな。
買ったクルミ・ボタンを使わないとお金の無駄になるが、それが防げたことが不幸中の幸いだということで、前向きに記事を締めたい。