学生時代はいろいろなバイトをした。
大学は実験や実習で忙しかったので、短期のバイトのほうが入れやすかった。
肉体労働は短期のものも多かった。
それに、真面目に一生懸命やっていれば社員さんがほめてくれたりする。
それが嬉しかったので肉体労働は好きだった。
引越し手伝いのバイトは何度もした。
それは、都心から郊外に引越す家族だった。
家財道具は古かったけど結構高級だった。
食器棚には、レリーフ?の入ったガラス戸が付いていた。
移動中に割っては大変!ということで、社員さんが毛布に包んだ。
私に渡して、車の中で割らないように持っておけと指示された。
新しい家まで移動中、私はそれを大事に持っていた。
新しい家に着いたら、毛布に包んだままガラスを食器棚の近くに置いた。
あとは社員さんがやってくれるだろう。。。
荷物を全部入れて片付けが終わるころ、お客さんと社員さんがテーブルで何やら議論を始めた。
引越し代金について話していたが、いつもと様子が違う。
お客さん「ガラスが引越しの間に割れたのは間違いない。これは安いものではない。どうしてくれるのか?」
私が持っていたガラスのことだ。
社員さんはいろいろ言い訳していたが、引越し中に割れたのだろう。
お客さんは声を荒げていた。
険悪な雰囲気だった。
結局、引越し会社の保険で弁償することになった。
私が持っていた時に割ったのか?
よくわからない。
幸い、私はお咎めなしだった。
それでもモヤモヤが残った1日だった。
(これではやらかした、ということにならない?)
なお、私もよく引越しした。
ある時、社宅の3階に引越した。
トラックから下ろした家財道具は、リフトのようなもので上げてベランダから入れた。
冷蔵庫を入れるとき、冷凍室のドアに傷が付いた。
新品と取り換えると言ってくれたが、古いもので部品の在庫がなかった。
代わりに8千円くらい払ってくれた。
私としてはそれでよかった。
その後、会社の引越し担当者から電話があった。
「引越し大変でしたね~。3階から冷蔵庫が落ちたんですか?」
思わず笑ってしまった。
どんな伝言ゲームをしたのか、話が大きくなっていた。
冷凍室のドアがちょっと凹んだだけだったのに。
引越しはいろいろと大変だったなあとしみじみ思い出した。
他の思い出は、またブログに書きたい。