お子持ち様論争 皆で子供を育てよう

少子化は日本最大の問題だと思っている。
少子化に拍車をかけるような議論がなされている。
「お子持ち様」について。
職場で、子供を持つ親が、子供が熱を出したとかで急に休む。
すると、他の人の仕事が増える。
子供を持っていない人は負担が増えるばかり。。。

仕事の負担が増えることへの不満もあるが、お子持ち様が職場で特別扱いされていると感じて嫉妬しているようにも思える。

多くの人に子供がいて、子供のために休むのはお互いさまという職場であればこのような気持ちにはならないだろう。
今、自分に子供がいなくても、将来子供がほしい人も協力するだろう。

しかし、昨今は生涯独身者が増加している。
50歳時点で一度も結婚したことがない人の割合:生涯未婚率は増え続け、男性が28.25%、女性が17.85%になった。
結婚を希望しない人や結婚しても子供は要らない人は、お子持ち様の事情を理解しないし、批判するのか?

今朝の「サンデージャポン」でも議論していた。
そこで良い意見を聞いた。
誰の発言かは忘れた。以下、正確ではないが主旨を紹介したい。

〇 みんな、昔は子供だった。皆のお母さんは他人の助けも借りて皆を育ててきたということを忘れてはならない。
〇 日本には、皆で子供を育てるという意識が全然ない(注:全然ではないと思うが、他国より弱いか?)
〇 国民の意識を醸成するのは国の役割。国は、国民が皆で子供を育てるという意識を高揚しなくてはならない。

子供が減って困るのは、お子持ち様よりもお子持たない様のほうだという現実を置いておいても、少子化を止めることに皆で協力できたらいいと思う。
職場でそういう意識にならないのは、昔よりも職場に余裕がなくなったことも一因かもしれない。