山崎寿人氏「年収100万円の豊かな節約生活術」を読んだ。
山崎氏は、人なつっこそうなおじさんだが、経歴が変わっている。
(本の著者紹介より)
1960年大阪府生まれ。
東大経済学部を卒業後、大手酒類メーカーに入社し広報マンとして活躍するが、30歳で退職する。
その後、(中略)料理にめざめてからは自宅ですごすことが無上の楽しみとなり、定職に就くことなく20年たつ。
この本は2011年に出版されており、当時、山崎氏は様々なメディアに出ていた。
内容は、単なる節約本ではない。
山崎氏の節約は、本人が言うように「大きなストレスを感じるほどの節制をしたり、我慢辛抱のマゾヒスト的生活を送ることではない。」
電気代の節約なら、エアコンの暖房は20度、冷房は28度に設定する程度。
本には様々な節約術も載っているが、一番の重点項目は食費。
食費は月1万5千円、1日500円を目安にしている。
これも、節約家であれば達成は容易だと言う。
100円レシピの本も売られている。
山崎氏がこだわるのは、「いかに安い食材で、贅沢気分を味わえる料理を作るか」であり、栄養バランスを考慮して1日500円としている。
山崎氏がサラリーマン時代に行った名店の味。
赤坂 四川飯店の’陳’麻婆豆腐
京橋 丼ピエールのチキンオムライス
中目黒 サヴォイのピッツァ・マルゲリータ
赤坂 モティのバターチキンカレー
など「食べに行けないのなら自宅で再現するしかない。」
私がこの本を読みたかったのは、出版当時、雑誌に氏が作った「白身魚のカリカリソテー バルサミコソース」の美味しそうな写真が載っていたから。
そのレシピを知りたかった。
↓ (参考) 白身魚ソテー バルサミコソース by AI 何か違う…
果たしてそのレシピは載っていた。
他にも、名店の味を再現したレシピが盛りだくさんだった。
これらを作ってみたい。
ただ、2つ難点がある。
1つ目は、知らない調味料が結構あること。
カルダモンとか、カイエンペッパーとか。
豆鼓とか、芝麻醤とか。
2つ目は、名店の本物の味を知らないこと。
山崎氏は本物を味わったから本物に近付けたのだろう。
それでも、何かいつもと違う美味しいものができればラッキーくらいに思っておこう。
早速、週末からチャレンジしたい。
いろいろ作ったら、二度と使わないかもしれない調味料が増えるだろうなあ。