スローライフとは結局何なのか?

よく耳にするけど、きちんと意味を調べたことがない言葉は多い。
なんとなくその言葉のイメージで理解している。
それで特に困ることはない。
スローライフは、その代表銘柄だろう。
ということで、意味を調べてみた。

ネットでよく出ている定義らしいものは、
「時間に追われることなく、自分のペースで日々の暮らしをのんびりと楽しむライフスタイル」

Wikipediaによれば、厳密に定義された言葉ではないとのこと。
スローフードから派生した和製英語という説もある。
和製英語は好きだ。
英語のいいところだけ取り入れる日本人の知恵だから。

話がそれた。
定義はいいが、スローライフの具体的な例は変化に富んでいる。

〇 自然や緑を取り入れる
 それは、もしかして、ナチュラルライフのこと?

〇 田舎に住む
 田舎では都会の喧騒から離れることはできる。
 自然が豊かだったりもする。
 しかし、田舎暮らしの私が思うには、田舎でゆっくりできるとは限らない。
 特にド田舎では、鳥獣対策、虫対策が必要。
 また、好奇心たっぷりのご近所さん対策も必要。
 あまりゆっくりはできないかも。
 スローライフでは車を使わないという説もあるが、田舎では車は必需品だ。

〇 ファストフードやファストファッションを避ける
 この辺からスローライフという言葉が現れたのかも。
 コーヒーを自分で焙煎して挽いて入れるという例など。
 これはスローライフっぽい。

〇 車や電気製品を使わない
 移動は徒歩、洗濯は手洗い、究極は自然分娩など。
 行き過ぎた効率化の対局としてスローライフを捉えている。
 機械を使わない生活は確かにスローだが、果たしてそれがその人のしたいことなのか?

などなど、事例はバリエーションが豊富だ。
それらを吟味していると、私なりのスローライフが見えてきた。
時間は限られている。
コーヒーの例など、自分がやりたいことは時間をかけてじっくり取り組む。
そのためには、時間の確保が必要になる。
そこで、やりたいこと以外のことは、なるべく時間をかけない。
結局、私のスローライフは、
「メリハリのある生活をして、自分の好きなことに時間をかける生活」
ということになるだろう。