ムーンショット型研究開発制度
1961年、アメリカのケネディ大統領がアポロ計画を発表した。
「1960年代に人類を月面に着陸させる」
実際、1969年に2名の宇宙飛行士が月面に着陸した。
そのシーンは感動的であったし、短期間に壮大なプロジェクトを実行したアメリカに少なからぬ敬意を抱いた。
その20年ほど前までアメリカと戦争していた国があった。
いかに無謀であったことか・・
という余談はさておき、このように壮大な目標をまず掲げ、必要な研究開発を進めることをアポロ計画になぞらえ「ムーンショット」という。
日本では、2020年以降、内閣府がムーンショット型研究開発制度を設けている。
現在、目標は9個ある。
その目標1が「身体、脳、空間、時間の制約からの解放」という、何やら怪しいもの。https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/sub1.html
この内閣府のサイトによれば、目標1は、
「誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター基盤」
・2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
・2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
簡単に言えば、日本では労働者が減少するから、これからは皆でロボットやアバターをどんどん使おう、個人の能力を最大限に高めよう!ということのようだ。
今でも、100㎏以上の荷物を持ち上げられるロボット・スーツがある。
歩けない人が歩けるようにアシストする器械もある。
悪く言えば、日本人は死ぬまでこき使われるし、更に使えるものは何でも使おうということか?
2030年まであと5年しかないけど。
アバターを使うと言えば、玉城絵美教授が開発を進めるBodySharingも含まれるだろう。
(実は氏の著書「BodySharing」でムーンショットのことを知った)
次はBodySharingについて書きたい。
(つづく)