ひとりで生きる老後のレジャーは何がいいか

雑誌PRESIDENTの最新号の特集は、「ひとりで生きる老後戦略」だ。
老後を生きているわけでない私が読んでも、結構ためになる。

以前は、おひとりさまは蔑まれていたらしい。
私は鈍感だから気付かなかった。
言われてみれば、一人でいろんな店やレジャー施設に行くと、そんな視線を感じたことがあるような、ないような。

でも、今は、おひとりさま歓迎といった雰囲気が広がってきた。
外食するときも、おひとりさまが結構いる。
家族連れがにぎやかで目立つのに対し、おひとりさまは、ほとんどしゃべらないので目立つことはない。

PRESIDENTでは、ひとり時間の使い方を難易度別に紹介している。
最も難易度が高いのは、富士山登山と、ハワイ旅行だそうだ。
両方とも、しっかり予習して行かないと楽しめないという。

ハワイでは、家族連れや友達同士の団体が多い。
一人で行って、彼らが楽しそうにしているのを見ると、孤独感が増すように思える。
昔、一人でアメリカに出張に行ったとき、土日に暇だったので動物園に行った。
周りは家族連ればかりで、私のように一人で来ていた人はほぼいなかったのではないか?
楽しそうな家族連れを見て、動物園は、動物を楽しむというより、動物をネタに家族同士のコミュニケーションを楽しむところだと思った。
「うわあ、ぞうさんの鼻は長いね」とか言い合って。
おひとりさまは会話の相手がいない。
動物園の後、ディズニーランドの近くをレンタカーで通ったが、一人で行っても、と思ってパスした。

ハワイも同じだろう。
ひとりで行くと孤独感が増す場所には行かないほうがいいのでは?
おひとりさまが比較的多い温泉やサウナのほうがずっといい。
図書館は、会話ができないのでもっといい。
おじさんのたまり場になっているのは、そういう意味もあるかもしれない。