京都の龍安寺、金閣寺に行った

昨日は仁和寺について書いた。
今日は、龍安寺金閣寺に行った話。
仁和寺から歩いて5分程度で龍安寺に着いた。

龍安寺
細川勝元1450年に徳大寺家の別荘を譲り受けて建立した寺。
枯れ山水の石庭が名高い。
これは長方形の白砂の庭に15個の石を5・2・3・2・3に配置したもの。
1975年、エリザベス英女王が訪れ石庭を見学して絶賛。
海外の人が禅や石庭を知るきっかけとなった。

山門を通るなり、涼しげな木陰が続く。

鏡容池
睡蓮が広がる

池の中の弁天島にある鳥居
豊臣秀吉が祀った弁財天

池の向こうに大珠院が見える
真田幸村夫妻の五輪塔がある

参道の両側に所々苔が生えている

石庭
方丈に入ると、南側に石庭がある
子連れの虎のように見えることから「虎の子渡しの庭」とも
石の周りの苔が暑さにやられて・・
15個の石を一度に見るのは難しいが、この方角からだと見えるという情報があった。でも見えない?

ミニ石庭
目が不自由な方のために用意された
石の並びがよく分かる

つくばい
茶室に入る前に手を清めるための、背の低い手水鉢
上面には「吾唯知足(ワレタダタルヲシル)」
4つの文字が真ん中の「口」の字を共用
禅の格言を図案化したものとされる

この方丈の縁側は涼しいので、東西の外国人が寝ころんでいた(画像無し)
このように各所に陰があって涼しいからか、そこそこ人が来ていた。

次にバスで金閣寺に行った。

金閣寺
元は鎌倉時代の公卿、西園寺公経の別荘だった。
これを足利義満が譲り受け、北山殿を造ったのが始まり。
正式には鹿苑寺といい、相国寺 塔頭寺院の一つ。
「鹿苑」は義満の法名 鹿苑院天山道義にちなむ。

金閣の内装は階層ごとに様式が異なる
1階は 寝殿造 (しんでんづくり) :貴族
2階は 武家造 :武士
3階は 禅宗仏殿造
金色の部分は漆の上から金箔が貼ってある。
現在の金閣は1950年に焼失した後に再建したもの。

龍門滝
滝壺に置かれているのは鯉を表した「鯉魚石」
鯉が滝を登ると龍になるという中国の故事「登竜門」が元になっている

安民沢・五輪塔
池の小島に建つ五輪塔は、弁財天の使い 白蛇の塚
賽銭を投げて塚の前のお椀に入れば、弁財天が願いを叶えてくれる

不動堂
2体の不動明王像が置かれている
空海が造仏したとも言われるものと、鎌倉時代の木製のもの

以上、京都の世界遺産を3つ回った。
金閣は一番人が多かったが外国人ばかりだった。
では日本人はどこへ行っているのか?
ホテル近くの四条河原町にたくさんいた。
寺町京極商店街も結構混んでいた。
今日はそれが正解だろう。

(追記)
安いホテルに泊まったら、お湯が出なかった。
部屋を替えてもらうのは面倒だったので、水で我慢した。