またまたアメリカのネット・オークション eBayの話。
私は本当にeBayを応援したいのだ。
eBayの利用者数は世界190か国に1.8億人以上いるとのこと。
しかし日本人のセラーはたった6500人らしい。
あまりに少ない。
これなら、日本人セラー1人につき3万人の買い手がいるということか。
だから、前に書いたように、週刊少年ジャンプがびっくりするような値段で売れるということだろう。
国はクール・ジャパンを輸出したいと思っている。
しかし、売り手も商品も少なければ盛り上がらない。
なぜ日本人セラーが少ないのか考えてみた。
・基本的に英語で取引
日本語で表示することはできるが、詳細までは正確に表示されない。
一部のeBay推しは英語ができなくても大丈夫と言うが、そんなことはない。
発送した商品が届かないなど、トラブルが発生した時は英語で対応せざるを得ない。
それに、ネイティブは変な英語を使う。
・儲けが少ない
週刊少年ジャンプのように日本での取引価格の数倍で売れる商品は極めて少ない。
例えば、日本で5千円で仕入れた商品がeBayで1万円(送料込)で売れた場合でも、
・eBayの手数料 約2千円(=約20%、高い!)
・送料・梱包料 千円~4千円と仮定
を差し引くと、利益は多くて2千円、下手すると千円の赤字になる。
これがメルカリなら、手数料は10%で千円。
送料が千円であれば、3千円の利益になる。
・手間がかかる
メルカリであれば、商品が購入されたらスマホで発送用バーコードを発行、
それをコンビニ等で見せれば発送できる。
宛先などを書く必要がない。
また、海外発送だと、しっかり梱包しないといけない。
さらに、郵便局員が海外発送について詳しくない。
言うことが都度バラバラで精神的に疲れる。
しっかり密封梱包しているのに「中身を見せろ」とか、ありえない。
ということで、わざわざ海外に売りたい(越境EC)とは思わないのである。
相当な利益が見込めなければ。
国が本当に越境ECを盛り上げたいなら、eBayと手数料引下げ交渉をしてほしい。
それと、郵便局員の再教育もお願いしたい。