アメリカのネット・オークションのebayを知っている方は多いだろう。
利用者が世界中にたくさんいるものの、日本人の利用者は少ないらしい。
ebayについては、いろいろとネタがあるので、何回か書きたいと思っている。
今回は、ebayで買ったものについて。
一昨年、ウクライナの切手セットを買った。
1つは、バンクシーの壁画を切手等にしたもので、柔道で大人が子供に投げ飛ばされているシーンだ。
大人は大国ロシア、子供はウクライナを表しており、柔道家のプーチンを皮肉っているという。
もう1つは、ウクライナがクリミア大橋爆破の直後に発売したもの。
爆破された橋の端っこで、両手を広げた女性を男性が後ろから支えている。
これはどう見てもタイタニックの有名なシーンのパロディ。
女性は、 Flying! I'm flying! と叫んでいるのだろうか?
バンクシーの壁画同様、ウィットに富んでいる。
発売時期から推測して、橋を爆破する前に切手等を用意していたと思われる。
これらの切手セットは、ウクライナ人のebayerから直接買ったもので、キエフから日本に送られてきた。
買うときは、ロシアと戦争しているのに日本に無事届くのかと疑っていたが、ちゃんと届いた。
万一届かなかったときは、支払った代金はウクライナに寄付したことにしようと思っていた。
ウクライナ政府としては、切手の売上げが貴重な軍資金になるのだろう。切手は原価が安いので、手っ取り早い資金調達手段になっているのではないか?
また、国(郵便局?)が発行した切手をたくさん買い込んで、ebay等で海外に売るウクライナ人がいる。
その売上げは、彼らの生活資金として使われるのか、はたまた国に寄付するのか分からないが、彼らは生活が苦しいし、軍資金も不足しているから、ウクライナを助けるという意味ではどちらでもよい。
切手セットは1セットで1800円くらいだったと記憶している。
切手セットは自分の宝物として大切に保管しよう。