そこはかとなく

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人口減少 - 日本が消滅すると言った外国人は?

近年、有名な外国人が日本の人口減少問題、更には日本消滅の可能性に言及している。

米国テスラ社のイーロン・マスク氏は、2022年5月7日のツイートで、日本の前年の総人口が減少したことについて、
出生率が死亡率を上回るように何かを変えない限り、日本はいずれ存在しなくなる。」
と警告した。

www.businessinsider.jp

この発言は大きな反響を呼んだ。
タレントのパックンは、
「このままの減り具合だと2100年に6000万人前後になる試算だ。(中略)消えるわけではない。
 と言いながら、僕も子供の多い元気な国を好むし、少子高齢化に危機感を覚える
 何とかしないといけない!」
などとコメントした。

世界的投資家のジム・ロジャーズ氏は、日本消滅についてしばしば言及している。
「私は日本が好きであるが、(中略)将来的に日本語という言語が消滅することになるかもしれない。
 日本人は生き残ったとしても、彼らは中国語を話している可能性があるということだ。
 一つの問題は人口減少である。(中略)
 2022年の合計特殊出生率は過去最低の1.26で、すぐに人口を増やすのはおおよそ不可能だ。」

3人とも、日本が好きで日本が無くなると困るという趣旨で発言しているようだ。
それにしても表現が過激だ。
「日本はいずれ存在しなくなる」
「(日本人は)中国語を話している可能性がある」
日本の土地がなくなるわけではない。
日本人が激減したら、外国人が増えて、どこか他国の領土になるということか?
また、彼らは根本的対策の必要性を訴えている。
ジムは、日本人が必ずしも好意を抱かない’中国’を引き合いに出している。
日本人の嫌悪感や焦燥感を煽り、早く対策しろ!と訴えているのだろう。
日本人は、国内の批判は無視し、外国人から批判されて初めて動き出すということが昔からあった。
人口減少問題についても、もっともっと著名な外国人が指摘して、ついでに対策のアイデアも出して、動きが鈍い日本の政治を動かしてくれればと、他力本願なことを考えたりする。