山犬嶽で森林浴して見事な苔に癒されたい(2)

前回は、徳島県の山犬嶽登山口までの行程について書いた。
今回が苔で癒される本番。

こちらが登山口。
左に山犬嶽の案内板がある。
ちなみに、山犬嶽の名称は、昔は頂上の岩が山犬のような形をしていたかららしい。
山犬が出る訳ではないので一安心。

案内板で苔を探す。

真ん中に書いてある。「こけの名所」
ここを目指す。
現在位置(左下)から地図の上に行くルートと右に行くルートがある。
右は岩場を通るようなので、今回は上に行くことに。

登山口を登ったらすぐに入口があった。
神域に入ります、という気持ちになる。

ネットを開けて中に入った。
「あみ あけたら しめ」と書いている。
中に入ったら、急に涼しくなった。
しばらく登ったら、早速分岐点がある。

目的の「コケの名所」のほうに行く。
これがちょっと失敗。

道はよく整備されていて、なだらかな登りがずっと続く。
1周回るなら、帰りにこちらを通ったら速かった。
そして次の分岐点。

「コケの名所目指して右へ。
登り口から30分ほど歩いたら、苔らしきものが。

このあたりから「コケの名所」になる。
平坦な道を歩くと、すぐに苔が濃くなる。

なぜか丸い石が多い。
川もないのに、どうやってできたのか?

以下の写真では、人と比べると岩のサイズ感が分かる。
大学か何かのパーティが10人ほど来ていた。

このあたりが中心だろうか。

これまで曇っていたが、一瞬だけ日が差してきた。
私のスマホでは ↓ が限界だが、日が差したところは美しかった。

すぐに曇った。更に奥へ行く。

更に奥へ行く。
真ん中にミニ四国八十八か所の1つが見える。
岩の下の凹んだ部分に設置されている。

枯れ木にも苔がしっかり生えている。
このあたりは森の外から風が入らないようで、かなり涼しい。

↓ この写真が一番モフモフ感が分かりやすいだろうか。

コケの名所で丸い苔に十分癒された。

そこからの帰りは、岩場を通ることにした。
こちらは、通路にも岩がたくさんあって歩きにくい。
そもそもどこが通路か分かりにくい。

家よりも大きな岩がたくさんあり、その下にミニ四国八十八か所のお寺が設けられていた。
こちらは、岩の間を通り抜けられる。

こちらはミニ四国八十八か所

道の所々で、木の幹にテープを巻いてくれていたので、それを目印に降りた。

ここからは林の中を下るなだらかな道だった。
登山口からコケの名所に行き、登山口に戻るまで約1.5時間だった。

以上、山犬嶽に登って避暑気分に浸るとともに、大量の丸い苔で癒された。

海苔のおはぎのような、マリモのような苔は全国的に珍しいと思う。
丸い岩に苔が厚く付いているのは、おそらくここだけだろう。
その割には人は少なかったし駐車場の車は地元No.ばかりだった。

山犬嶽は入場料を取らないし、柵やロープで苔を区画していない。
誰でもどこにでも入っていける。
だから逆に、皆さんが細心の注意を払って苔を傷つけないようにしていた。

多くの人が訪れるようになれば、そうはいかないだろう。
もっと多くの人に見に行ってほしいと思うと同時に、苔を、神域を大事にしてほしいとも思った。