電気料金、ガス料金、補助金

去年、電気料金が値上げされて随分と高くなった。
ガス料金もガソリン価格も高いままだ。
世界中で高いからしょうがない、と思っていた。

ところが、米国では事情が違うらしい。
ガス価格が最安値圏で推移しているという。↓

石油とかガスの価格は、世界中で同じではないのか?
ロシア侵攻で値上がりしたときは世界中で上がったのに。
これについてエコノミストOnlineが詳説している。
https://weekly-economist.mainichi.jp/articles/20240625/se1/00m/020/003000c
米国は世界最大の天然ガス産出国だが、米国内のガスが安い理由はそれだけでない。
米国は世界最大のLNG液化天然ガス)輸出国でもある。
しかし、1月にLNGの新規輸出を凍結した。
米国の輸出が減れば、米国内でガスが余って値下がりする。

一方、国外ではガスが不足して値上がりする。
しかもロシア、イスラエルの攻撃で石油も高いまま。
両方を輸入する日本はダブルパンチ。
電気の7割以上が火力発電なので、電気料金も高止まりでトリプルパンチ。

↓ 電気代の請求が高くて驚く日本人男性 by 生成AI
(これが日本人のイメージ?)

(以下、個人の感想)
戦争はともかく、米国がLNG輸出を制限した理由が怪しい。
「気候変動や国家安全保障に与える影響を分析するため」
それ、何だろう?
国が何か言い訳するとき、気候変動やら安全保障がよく出てくる。
誰も反論できないから。
気候変動や安全保障はどうでもいいとは言えない状況。

そんな状況を利用する政治家はどうなのだろうか?
米国は大統領選挙の年だが、バイデン氏の苦戦が予想される。
どこの国でも物価が上がると政権の人気が下がる。
政権がひっくり返ったこともあった。
米国のLNG輸出凍結は、それとは関係ないの?
物価対策?選挙対策?と疑ってしまう。

日本では電気代の補助を5月で打ち切ったが、首相が補助の再開を表明した。
期間は8月から10月までの3か月間。
「酷暑乗り切り緊急支援」とされている。

酷暑は7月からという説があるが・・・
7月の都知事選、9月?の自民党総裁選とは関係ないの?
税金はくれぐれも国民のために使ってほしい。

↓ 猛暑を乗り切るための支援 by 生成AI