そこはかとなく

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国産のレモンやブドウが増える

3月16日の日経新聞の記事
「飲料大手、原料国産シフト」が気になった。
以下のリンクでは会員のみ全文読める。
https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=2&n_m_code=052&ng=DGKKZO79299720V10C24A3TB0000

国産にシフトする背景は、円安やウクライナ紛争による価格高騰。
また、海外産地の異常気象による不作も一因とのこと。
企業としては、国産化で価格や供給の安定化を図るのは当然だろう。

レモンやワインに使うブドウは、皮ごと食べたり原料にしたりする。農薬が気になる。
現在のレモンの産地は米国やチリらしい。
海外でどんな生産管理をしているかは分からないが、消費者としては国産化でより安全に生産されることを望む。

また、新しい品種や製品の開発も期待したい。
あまり酸っぱくないレモンとか、よりフルーティなワインとか。
それで地域振興になればもっとありがたい。

国産化と言えば、半導体工場の誘致が話題になっている。
熊本にTSMCを誘致するなど、国を挙げて推進している。

工場も農業も広大な土地が必要だ。
特に農地は広大になる。
それでも企業が農産物を国産化するのは、今後も輸入品が高くなると見てのことだろう。
一流企業の動きを観察すれば、国の未来が見えてくるとは考えすぎか?