三蔵法師のモデルは玄奘、出口さんのモデル?は法顕

法顕は中国の仏教僧。4~5世紀に活躍した。
当時の中国では仏教が正しく伝わっていなかったという。
法顕はインドで仏教を学ぶことを思い立った。
中国に真の仏教を広め、人々の心を救いたかった。
仲間と5人で中国を発った時、法顕は60歳を過ぎていた。
当時の60歳は今なら70歳過ぎくらいか。
一行はシルクロードの砂漠や山々を超えて行った。
それは壮絶な苦難の旅だった。
病気や飢え、盗賊や野獣の攻撃に苦しんだ。
6年かかってやっとインドに到着した。
その後、仏経典を集めて中国に持ち帰った。
5人のうち帰国できたのは法顕だけだった。
法顕だけ帰国できたのは執念の力だろうか?
法顕は帰国後10年近く仏教を広め、人々の魂の救済に取り組んだ。
(ちなみに、三蔵法師のモデルは玄奘
 27歳で中国を発ちインドに向かった。)

そして、出口治明さんの話。
出口さんはライフネット生命の社長時代、法顕と呼ばれていた。
その理由は、60歳で会社を創業したことだけではないと思う。
出口さんは信念と執念の人だったのではないか?
社員が仕事ぶりを見て、尊敬と畏怖を込めて法顕と呼んだ。
そんな気がする。単なる想像だが。