涼しかった満奇洞(まきどう)から山道を走って、岡山県高梁市のベンガラ・レッドを見に行った。
ベンガラは酸化鉄を主成分とする赤色顔料。
まず、吹屋ふるさと村。
ここは昔、ベンガラなどで儲けた商人達が話し合って、統一感のある街並みを形成した。
今も数十軒の赤い家が残っている。
屋根だけでなく、壁もベンガラ色
標高550mなので、市街地よりも少し涼しい
だけど、見た目はとても暑い
数軒のお土産屋さんのほか、カフェなどもある
郵便局もベンガラ・レッド

こちらはカフェの縁側でくつろぐ猫さん
旧小学校へ向かう途中で撮影
町全体を撮影できる場所がないようだ
空撮だと町の全体像がよく分かる
https://drone-journal.impress.co.jp/docs/news/1182744.html
坂を上ると旧吹屋小学校 重厚
1900年に東西校舎が落成、2012年に閉校
現役最古の木造校舎であった
一度全部解体してから組立て、2022年から公開しているらしい

建物の年代の割に近代的なスチールの机
最近まで使われていたことが分かる
ランドセルを見るとじーんとくる
講堂 天井の形が凝っている

次に、広兼邸に向かった
銅山やベンガラ原料で富を築いた庄屋さんの豪邸
映画などのロケに使用される
立派な石垣と楼門はお城みたいだ
横長いお屋敷なので写真に入りきらない



最後に、西江邸に向かった
こちらもベンガラで富を築いた庄屋さんの邸宅
こちらは、今も人が住んでいる
予約すれば当主が邸内を案内してくれる(有料)
こちらも映画などのロケ地に
金田一耕助は岡山県にゆかりがあるらしい。
山奥の名家となれば、これらの邸宅は作品のイメージにぴったりだ。
それだけでなく、吹屋も含めて多くのロケや取材が行われたようだ。https://sites.google.com/site/fukiyakankou/iroiro
ベンガラ・レッドはインパクトがあるので、さぞ映画やTVで映えることだろう。