少子化に歯止めがかからない

やはり、日本人の国はなくなる。

2024年の合計特殊出生率は1.15だったらしい。
(前年比0.05ポイント減)

https://www.jri.co.jp/file/report/research/pdf/15802.pdf

女性1人が生涯に1.15人産むことを意味する。
2.07人以上産まなければ人口は減少する。
1.15人なら、30歳毎に半分ちょっとになる。
つまり、60歳の人の同期が100万人だとしたら、30歳の人は58万人、0歳の人は34万人というイメージ。

↓ いらすとやさんにはこんな画像もある

出生数の概算値は68.6万人で、前年比4.1万人減。
この勢いでいくと、17年後にはゼロになる?
ということはないだろうが、いずれ日本人の国がなくなる。
今回はこの状況についてもう少し詳しく見てみた。 

国立社会保障・人口問題研究所がほぼ5年に1回調査結果をまとめている。
2021年の調査結果を見た。
(その前回調査は2015年)
https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/doukou16/JNFS16_ReportALL.pdf

未婚者に、将来結婚したいと思っているか質問している。
結果、「一生結婚するつもりがない」人の割合が男女ともに増えている。
今回の調査で男性17.3%、女性14.6%に激増。
かつては10%程度だった。

だが、生涯未婚率(50歳までに一度も結婚していない人の割合)はもっと高い。
男性28.3%、女性17.8%(2020年国勢調査)。
ということで、結婚する人は今後も減ると予測される。

子供の数についても調べている。
未婚者について、希望する子供の数は男性が1.82人、女性が1.79人。
女性は前回調査時の2.02人から激減している。
年齢が高くなるほど希望数は減少する。

子供は要らないと回答した未婚者は、男性が11.1%で前回から2.6ポイント増。
女性は13.1%で6.2ポイントも増加している。

結婚後、夫婦が理想とする子供の数(2.25人)も、予定する子供の数(2.01人)も減少傾向。
初婚年齢別に見ると、初婚年齢が高いほど子供の数が少ない。
初婚年齢が上がっているのが心配。

ということで、結婚して夫婦になっても、子供の数は減ると予想される。

以上、全然いい話がない。
次回は、結婚しない理由、子供を持たない理由について書きたい。