アマプラで映画「ラーゲリより愛を込めて」を観た。
あらすじは以下のサイトのとおり。
ラーゲリより愛を込めて : 作品情報・キャスト・あらすじ - 映画.com
第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみを与えられて重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男は日本にいる妻や子どもたちのもとへ必ず帰れると信じ、周囲の人々を励まし続ける。山本の仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。

山本幡男は実在の人物らしい。
普通、こんな過酷な状況では自分のことで精いっぱい。
人のことまで考えるのは並大抵のことではない。
なのに、周りの人のことを思い、助け、希望を与え続ける。
「ただ生きてるだけじゃダメなんだ」という言葉に信念が現れている。
いい映画だった。
今は平和な世の中。
たいていの人はただ生きているだけ。
他人のことはあまり考えていない。
冷たい世の中になったかもしれない。
自分もその一人。
この映画はそんな風潮への警鐘なのか?
ただ、平和な世の中であっても、強制労働はなくても、生きるだけで精いっぱいの人はたくさんいる。
人のことを考えられるくらい、余裕のある社会になったらいいなと思う。
衣食足りて礼節を知る、とはよく言ったものだ。