少子化で母校も小さくなっている

以前、小学4年までは小さな小学校に通い、小学5年で大きな学校に転校したことを書いた。

小学5年で転校して人生が始まった - そこはかとなく

その小さな小学校はその後も生徒数が減り、20年以上前に廃校になった。
周りは農家ばかりで、少子化を先取りしていたので仕方がないか?

大きな学校のほうは、当時は全生徒数が千人を超えていた。
1年生が最も多く、クラス数も他の学年より1つ多かった。
場所は県庁所在地まで通勤・通学できる距離で、当時はベッドタウンとして人口が徐々に増えていた。
その後も生徒数は増えたのだろう。

卒業してから数十年経って、現在はどうなっているのか?
ふと気になって調べてみた。

↓ 生徒数の多い小学校 by AI 何か違う?
学校について調べるサイトがあった。
https://www.gaccom.jp/
様々な条件で学校や幼稚園を探すことができる。

母校は、名前を入力するとすぐに見つかった。
2011年から2023年までの生徒数の推移が分かる。
2011年の生徒数は、私が通っていたときより25%程度減っていた。
そして2023年には半分以下に・・・
ちょっと寂しい。

ちなみに、中学校も調べてみた。
当時、小中学校の校区は同じだった。
現在は、隣の中学校が廃校・統合されている(過疎地が増えた)。
だから生徒数は一概に比較できないが、学校の統合までに20%減、統合後はたった8年で30%減。
合わせて44%減っている・・・
また寂しい気持ちになった。

給食についても気になった。
当時の小学校では、構内の調理場で作っていた。
ミートソーススパゲティとか、当時としてはハイカラなメニューが好きだった。
中学校は弁当だった。
母親がいろいろ工夫して作ってくれた。
冷凍食品が普及し始めた頃だったのか?
変わった餃子とかコロッケが入っていた。

現在は、中学校の敷地に共同調理場ができて、近隣の幼稚園や小学校にも給食を提供している。
ずいぶんと変わったものだ・・・

変わっていないものはないかと更に調べたら、小学5,6年のときの新しい校舎はまだ残っていた。
中学の校舎も新しかったので、現在も使っている。
耐震対策の太いブレスが入っているけど。
ちょっとほっとした。
世の中が変わっていくのは仕方ないけど、少しは変わらないものがあってほしいと願ってしまう。

今回はOBの立場で書いたが、現役の生徒さんにしてみれば、学校の縮小は今まさに起こっていることだ。
母校が統廃合されたとか、使わない教室が増えたとか、下級生が減ったとか、部活の数が減ったとか。
大きな変化に戸惑いや寂しさを感じている人もいるはず。

その辺は大人がきちんとフォローしないといけないだろう。