映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」

映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」を見た。概要は以下の通り。

アメリカ大統領が暴走した。
反発した19の州が連邦政府アメリカ合衆国)から離脱。
連邦政府と内戦を始める。
戦況は連邦政府に不利だった。
そうした中、2人の男性記者と2人の女性カメラマンが、大統領にインタビューすべくワシントンDCに向かう。
女性カメラマンは、超ベテランのリーと、彼女に憧れる駆け出しのジェシー
リーは、若い頃から海外の悲惨な戦争を撮影し、アメリカに警告してきたつもりだったが、内戦の勃発に絶望する。
一方、ジェシーは凄惨な経験を積みながら戦場カメラマンとして成長する。
詳しいストーリーは全て、Wikipediaに。

印象に残った点は以下の2点。
① 大統領の護衛との銃撃戦シーン。
 リーを撮影した後のジェシーの行動には全く納得がいかない。
 詳しくは映画で。

② 分断を象徴するシーン
 ここは最も重要なシーンの1つ。
 4人らは民兵と思しき者に捕まる。
 近くに内戦と関係ない多数の人の死体。
 民兵が一人一人の出身地を聞いていく。
 民兵の気に入らない所ならば射殺か?
 とても緊張するシーンだった。
 役者のメンタルも危なかったらしい。

(以下、ネタバレ)
 なお、このとき1人が香港出身と言う。
 民兵は「中国か」と言って即射殺。
 これはいくら映画でもダメだろう。
 他国を嫌悪し反感を煽るのは不可。
 もしかしてこれがこの映画の本質か?

シビル・ウォーは、元は南北戦争のこと。
南北戦争終結後、約160年になる。
アメリカの「分断」が更に悪化すれば、国が分裂する可能性もあるか?
アメリカでは半年前に映画が封切されたとき、大いに注目を集めた。
バイデン大統領も興味を示しているという。