10月2日、宮崎空港で米軍の不発弾が爆発したというニュースを見た。
2日朝、宮崎空港の誘導路で爆発がありました。国土交通省宮崎空港事務所によりますと原因は米軍の不発弾だということです。
午前7時58分、宮崎空港の誘導路で突然、爆発があり、土煙が吹きあがりました。
2分前には、その近くを航空機が走行している様子が確認できます。
国土交通省宮崎空港事務所によりますと爆発があった場所には直径7メートル、深さ1メートルのだ円形の陥没が確認されました。
けが人が出なくてよかったね。
それでどうするの?
空港事務所は「滑走路を整備する際に、不発弾が埋まっていないか確認はしていた」と説明。その上で…
──危険性を考えると、調査の必要性があるような気がするが?
宮崎空港事務所
「早急に対応をどうするか検討してまいりたい」
そうだよね。不発弾はまだあるかもね。
当然、しっかり調査するんだろうと思っていた。
で、3日朝、空港は運航を再開していた。
なぜ?
大事故に繋がるおそれがあるのに。
過去にも不発弾が出ていたのに。
意味が分からない。
話は変わって、だいぶ前になるが、外国の自動車メーカーが事故防止対策(以下、’対策’)を怠っていた。
死傷者が出るおそれがあると分かっていたのに。
車の’対策’費が高いという理由で。
事故が起こったら被害者に補償しないといけない。
でも’対策’費よりも補償費(補償額×死傷者数の期待値)のほうが安かった。
それで’対策’をしなかった。
後日、それが世間にばれた。非難轟々だった。
車は売れなくなり、大きな損失が出た。
この件でメーカーは2つの過ちを犯した。
① 事故を起こす可能性があるのであれば、絶対に’対策’をすべきであった。
費用を無視して。
それが、メーカーが商売できる条件だ。
② 仮に費用対効果による判断が許される事例だとしても、費用の見積りを間違えた。
‘対策’しない場合のコストとして、被害者への補償費だけを考えていた。
実際は、会社の信頼が地に落ちて、車が売れなくなる損失も考慮しないといけない。
場合によっては、倒産の可能性も。
結局、①②の2つは同じことになる。
中途半端に頭がいい人が犯しがちなミスだったと言える。
そして、宮崎空港の件。
とりあえず運航を再開して、今後、全面調査について検討するということだと理解した。
直ちに調査しない理由は何なのか?
専門家が推測するように、地震や豪雨で地盤が緩んだのが爆発の原因であれば、またすぐ再発する可能性がある。
別の問題もあると思う。
そもそも、そんな緩い地盤の上を飛行機が通ってはいけないのではないか?
この決定者はその決定内容に責任を負わねばならない。