7月29日の滋賀旅行の続きになる。
大津駅から電車で40分弱で近江八幡駅に着いた。京都や大津より1~2℃気温が低く風もある。
↓ 近江八幡駅北側
今日の近江ミッションは3つある。
(1)近江商人について知る
(2)ヴォーリズについて知る
(3)飛び出し坊やを探す
今回は(1)と関係する八幡堀について。
その前に、正午になるので昼食をいただく。
近江牛レストラン ティファニーネットで評価が高かった、駅から近いレストランで近江牛のステーキをいただいた。
肉は柔らかく、トマトのスープも美味しかった。
元気が出たところで、バスで旧市街に向かった。
今回は八幡堀について書きたい。
八幡堀は、1585年に豊臣秀次が八幡山に城を築き開町したことに始まる。
秀次が全長4,750mの堀を琵琶湖と繋ぎ、湖の船を寄港させたことで城下町は栄えた。
そして近代まで交通路や生活の場として活用されてきた。
しかし昭和になると、陸上交通の発展、生活排水の変化などから堀は忘れられていった。
昭和40年代には、ヘドロの堆積や不法投棄などで荒れ、市民が埋立てを要望し存亡の危機に直面した。
そこで立ち上がったのが青年会議所だった。
昭和47年に「堀は埋めた瞬間から後悔が始まる」を合い言葉に、市民に復元を呼びかけた。
更に「死に甲斐のあるまち」(そこで死んでも後悔しないような誇れる町と解釈)をコンセプトに活動を活性化。
自ら清掃活動を行うとともに、市民の理解を得て運動を拡大した結果、埋立て計画は中止された。
今は観光名所となっており、多くの人が訪れるうえ、時代劇などのロケ地になっている。
美しい景観の裏には、堀の維持に汗を流す人々がいることを頭の隅に置いておきたい。
八幡堀について | (一社)近江八幡観光物産協会
このサイトは近江八幡の歴史と文化を学ぶのにちょうどいい。
さて、実際に回ったときの写真を掲載したい。
↓ 旧市街の一番お城側 この先に堀がある
八幡堀 ぽつんと船を繋いである
↓ 八幡堀めぐりの船
映画「るろうに剣心」のロケはこのあたりだろう
以上のように八幡堀を堪能した。
空が青く緑が濃くて夏らしい景色だった。
古風な建物と赤い花や白字の看板が対照的だった。
今日も暑いけど、夏に来てよかった。
(つづく)