今も時々思い出す 秘密基地

今週のお題「懐かしいもの」

小学生の時、友人と秘密基地を作った。

近くの山のふもとに、斜面が崩れて土がむき出しになったところがあった。
そこを友人と横方向に掘っていった。
道具は家から持ち寄った。
穴を掘ったら土が崩れるかと思ったが、意外と固くて崩れなかった。

学校から帰ったら、毎日のように通って掘った。
半年後には、穴は小学生が2人くらいは入れるくらいの大きさになった。
穴に入ったら、原始人になったような気分だった。
場所は親に内緒にしていた。
この秘密基地がちょっと自慢だった。

↓ 気分はこんな感じ

冬になって寒くなったら、ロウソクにマッチで火をつけた。
幸い、周囲に燃えるものは何もなかった。

そんなことをしていたら、ついに大人に見つかってしまった。
ある日、秘密基地に行ったら、穴が潰れていた。
穴の入口の上には、鍬か何かをザクっと入れた跡が1つ残っていた。
穴はたった一撃で潰れたようだ。
それを見たときはとても残念だった。
しかし、自分たちが入れるくらいの穴を掘れたので、もういいか とも思った。

そして、私たちは秘密基地ごっこを卒業した。

今思えば、非常に危険なことをしていた。
穴がいつ崩れるか分からない。
穴に入っている時に崩れれば、即死かもしれない。

穴のことは、今も時々思い出す。
大人になって、炭鉱などの鉱山を掘るのがいかに危険であるか分かった。
だから穴を潰してくれた人には感謝している。
また、今生きている私たちは、運よく生きているのだとも思う。